ビジネスパーソンは自身の経験をもとに、「組織には多様性が重要」「これからは攻めの経営が求められる」など、「経営の真理法則」のようなものを日々語っている。しかし、これらの文言は抽象的で曖昧ゆえに、相手と話が噛み合わなかったり、会議が迷走することすらある。一方、「経営の真理法則」を突き詰めるのは、経営理論も同じだ。それが学術的に厳格なだけである。両者の違いは、具体的にどこにあるのか。本稿では経営学の理論構築のエッセンスを解説しながら、ビジネスパーソンが自身の考えを論理的に組み立て、表現していくための視座を提供する。
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