本連載では長らく経営理論を取り上げてきたが、理論が真に価値を持つには、現実・データと照らし合わせ、ビジネスの真理を描写しているかの確認が不可欠だ。今回は、この理論と現実世界の往復に必要な実証分析を取り上げる。実証分析は経営学者だけのものではなく、現代はビジネスパーソンも容易に「実証分析の入り口」に立てる環境が整ってきた。実証分析の視点を持つことが、ビジネスの競争力につながることを示していく。