人的資本経営による変革を
「共創」で実現していく
アビームコンサルティングでは、今期(2024年4月)から新中期経営計画「Strategy 2027」をスタートさせた。顧客の人的資本経営や人材戦略の策定・実現を支援する立場にあることから、「我々自身が人的資本経営のリーディングカンパニーであるべき」との考えの下、経営環境の変化に対応して、新たな経営戦略と事業戦略を策定し、連動した人材マテリアリティと人材戦略を策定。今期は組織や事業について見直しを行い、次のステップとして、来期は人事制度や人材開発面に加え、変革を後押しする新たなカルチャーの醸成についても取り組んでいく。
人材領域の課題解決には、「自前主義を捨て、多様な専門性を受容・活用していくカルチャーづくり、および社員・ミドルマネジメント・経営層の行動変容とそれを促すシンプルなメッセージが不可欠」だと山田氏。また、「専門性を有したビジネスパートナーとの連携」と「自社内のタレントの把握・活用」も欠かせない。最近は人材不足を補う手段として、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を導入する企業も増えてきてはいるが、「業務の丸投げは意味がない」(山田氏)。実際、同社では「共創型アウトソーシング」を全面に打ち出している。
「我々は変革実現を目的とした『共創』を意識しています。これはお客様に寄り添い、経営戦略や事業戦略、成長戦略、人事戦略の実行上の課題をしっかり把握したうえで、多様な変革の提案をしていくことを意味しています。さまざまな変革を支援する際は、我々とともにプロジェクトを経験していただくことで、お客様の社員の成長や変革をも促します。日本やアジアの多様な文化や商習慣を理解した日本発のコンサルティング会社のよさを活かしつつ、まずはお客様の成長や成功を優先し、その変革の中でお客様やアビームの社員が成長していく取り組みを推進し、その結果としてアビームの成長があると考えています。変革や成長の主役はお客様であり、コンサルタントはお客様の変革にしっかりと『伴走』していくべきです。そういったカルチャーの中で、そのような意識を持った人材が集まっているのがアビームコンサルティングです。我々自身の競争力の源泉も“人とカルチャー”にあるのです」(山田氏)
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