「かつては、世界中で豊富なベストプラクティスを持ち、それを展開する能力がコンサルティングファームの競争力に直結していました。しかし近年は、市場や企業固有の条件を踏まえた提案、そしてそれを実行する力へと軸足が移りつつあります」
同社は、グローバル標準や海外の成功事例をそのまま当てはめるのではなく、日本発・アジア発のコンサルティングファームという独自の立ち位置を活かし、日本企業が直面する固有の課題の解決に伴走してきた。
また、経営と現場の課題に関しても、「経営トップの意思を現場に落とし込み、同時に現場の知恵を経営の意思決定に反映させる。その双方向のアプローチで企業の変革を支援してきました」と山田氏。こうした姿勢は、同社の経営理念「Real Partner」を体現するものでもある。
近年は経営環境が一段と複雑化し、顧客企業の要求水準もさらに高度化。同社は、新たなブランドメッセージ「Build Beyond As One」を掲げ、従来の常識や期待値を超えて新たな価値の創造をともに実現する「共創パートナー」への進化を目指している。
そのための手段として欠かせないのが、デジタルやAIなどのテクノロジーだ。技術的な知見の蓄積はもちろん、技術の本質を捉えたうえで戦略や変革プランを構想し、それを現場での実践と成果へと結びつける人材は、同社の大きな強みである。構想から実行まで支援できるコンサルティングファームは多くない。同社はAIをはじめとする先端テクノロジーを使いこなす人材の育成も、いっそう加速させている。