「陳腐な言い方かもしれませんが、自分が注ぎ込んだものだけしか得られません。やるべきことをやろう──そして楽しもうと思います」
バスケットボールのスター選手であるクリス・ポールには、幼い頃から家族にロールモデルがいた。大学進学後は一流コーチの指導を受け、NBA(全米バスケットボール協会)でキャリアをスタートさせた時はリーグのベテランたちから吸収した。
現在38歳。自身がその経験豊富なベテランになったオールスターに12回出場し、複数のプロチームでプレーして、NBA選手会長を8年間、務めた。いまでは史上最高のポイントガードの一人として広く認められている。先日、著書Sixty-One: Life Lessons from Papa, On and Off the Court[注1]が刊行された。
HBR(以下太字):あなたの祖父「パパ」は地元で愛された実業家であり、教会の助祭でした。どんな基本を教わりましたか。