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クチコミサイトのイェルプは2020年6月、黒人経営の企業がみずからそれを明かすことができ、消費者がそれら企業を検索できるツールを導入した。目的は、新型コロナウイルスのパンデミックで特に大きな打撃を受けた黒人起業家を支援することである。その効果について研究者らが検証した。
研究チームは、米国の7つの大都市圏にあるレストラン4万軒以上について、2019年4月~2021年8月のイェルプの週間データを調査した。
ユーザーが各店のイェルプのページを訪れた回数、店のウェブサイトを訪れた回数、イェルプを通した店への電話の回数、イェルプを経由した注文数と売上高を調べた。また、立地や星の評価などの要素や、黒人経営者かどうか、黒人経営であることが明らかにされているかどうか(経営者がページにそれを示すラベルを追加したか、複数のレビュアーがタグ付けしたか)といった情報も収集した。