忙しい経営者ほど生成AI活用の効果は大きい
SHIFT AIでは、企業におけるAI活用人材育成を包括的に支援している。同社は「アセスメント」「インプット」「アウトプット」「横展開」というサイクルを回し続けることによって、全社的なスキルレベルの向上と、それを通じたオペレーショナルエクセレンスの実現をサポートする。
アセスメントでは現状のスキルレベル、活用度合い、業務時間削減などの効果を計測。インプットでは、一人ひとりのスキルレベルや業務内容、目標とする創出価値などに応じた学習機会を提供する。たとえば、同社のeラーニングプラットフォーム「SHIFT AI for Biz」は、創出価値(業務改善、事業開発など)や使用する生成AIツール、職種といったコース別に、最新の教材を使って自分の手を動かしながら実践的なスキルを習得できる。短期集中で即戦力人材を育成したい場合などは、社内選抜型の対面ワークショップを実施する。
学習効果を高めるにはアウトプットの機会が欠かせない。自社の業務に適したAI活用法やアイデアを競う社内コンテスト、成功事例を共有するための社内SNSや勉強会などをSHIFT AIが企画・運営する。そして、創出価値が高いノウハウはマニュアル化したり、AIアプリに組み込んだりすることで仕組み化し、社内に横展開していく。その時点で再度アセスメントを実施し、より高次元で次のサイクルを回していくのである。
SHIFT AIによる支援の実例をいくつか紹介しておこう。GMOインターネットグループは、グループ全体での生成AI活用率が88.6%に達し、2024年には合計150万時間を超える業務削減を実現した。その成果を支える取り組みの一つとして、木内氏が顧問を務めるGMO AI & Web3では、グループパートナー7300人を超える社員に対してAIリテラシーの向上と生成AI活用を推進する社内講座を毎月開催し、実践的な活用を支援した。
大手アイスクリームチェーンは、役員合宿においてSHIFT AIが企画したワークショップを実施。経営層がAIに触れながら業務活用効果を実体験し、その後の全社展開へとつながった。国内トップクラスの製薬企業グループのシェアードサービス会社には、汎用的な活用ではなく、バックオフィス業務に特化した生成AI活用の研修プログラムを提供、活用率を大きく引き上げた。
「AI経営を実践するためのさまざまなソリューションを提供する会社として、これからも新しいサービスをどんどん立ち上げていきたい」と、木内氏は意気込みを語る。最近同社では、経営者限定の「AI経営研究会」をスタートさせた。AI活用の先進企業から講師を招いて月例で研究会を開催している。同研究会は経営者同士の交流や意見交換の場となっているほか、研究会会員は20%オフでeラーニングを受けられる。
「移動中のすき間時間に、生成AIを壁打ちの相手として自分の仮説をブラッシュアップできるなど、忙しい経営者ほど活用効果は大きい。私たちは経営者と一緒にAI経営の実践に取り組み続けたいと思っています」(木内氏)。日本をAI先進国に──。そのミッションに向かってSHIFT AIは、速度を上げる。
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