従業員が困難な課題に直面している時、その問題に従業員が取り組む前に感謝を示すことで、彼らが挫折を乗り越える手助けとなる。

 研究者らは最初に、従業員がストレスの高い職場環境で経験する感情を調査した。まず米国のトップクラスの病院の集中治療室で働く医療従事者のメールを調べ、1on1の面談を行った。すると、多くの医療従事者が、同僚が困難なタスクやシフトに入る前に感謝を伝えていた。それによって同僚は社会的なつながりや意義を感じ、問題が発生しても再起力(レジリエンス)が高まることがわかった。