米国証券取引委員会(SEC)の調査をひそかに受けていたCEOは、その後どうなるのだろう。CEOが、調査が公になる前に退任した場合は、その影響は最小限に留まることが明らかになった。

 研究者らは、2000年1月1日~2013年12月31日に終了したSECの公式調査のデータベースを調べ、調査を受けた米企業と、調査を受けていない類似企業とを比較した。各調査の開始から半年以内と1年以内のCEOの離職を調べ、どの離職が強制的なものであり、CEOが解任された、ないし圧力を受けて辞任したとの報道を受けて公表されたものかどうかを特定した。