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なぜ一部の従業員は会社の問題を外部機関に告発するのだろうか。最近の研究によると、待遇の不平等、特に給与に関する不平等が、従業員の忠誠心を低下させ、職場の不公平感に対してとりわけ敏感にさせることが原因の可能性があるという。
研究者らは、従業員、CEO、その他のステークホルダーに対する企業の待遇格差が内部告発に与える影響を調査した。1992~2013年の米国の上場企業639社の報酬データと、ESG(環境、社会、ガバナンス)の問題に関する企業のパフォーマンスを評価するMSCI KLD400ソーシャルインデックスのデータを分析した。そしてその情報と、同じ期間にこれらの企業で従業員の告発を機に実施された労働安全衛生局(OSHA)の調査2万2843件を比較した。
その結果、従業員の待遇とCEOやその他のステークホルダーの待遇との格差が大きければ大きいほど、内部告発をきっかけとしたOSHAの調査件数が多いことがわかった。CEOと従業員との間に大きな報酬格差があることが、調査の最も重要な予測因子だったのである。



