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事業を始めたいという考えは非常に魅惑的で、独立、成功、名声、富のイメージを思いおこさせるものである。そのような感情的なイメージの盛り上がりがあるので、市場、製品、利益および新事業のその他の面の評価について過度に楽観的になったり、まったく非現実的にさえなりがちである。
本稿は、新企業家の気力をそぐことが目的ではなく、客観的な事業評価が最も必要とされる新事業成功のための要因を明らかにすることである。筆者の経験では、これらの要因は、企業家志願者はむろんのこと経験のある企業家によってさえ、簡単にかたづけられやすい。企業所有志願者は、一定の基本的な質問を思いうかべることによってこれらの要因の評価が可能となる。
1. 経済的な意味で、いかなる種類の事業がはじめられるのか。
2. 市場規模はどのくらいになるのか。
3. 販売予定の製品はどの程度売れるのか。
4. 創業費用が当該事業の長期展望とバランスしているか。
5. 新しい事業における収益性と販売価格の関係はどうなるのか。
6. 新規事業を、将来投資しようとしている人びとに対して分かりやすく説明できるか。
7. 投資者が失敗し、その事業から離れていくようなメカニズムがあるのか。
"パパ・ママ"ストア的(生業的)営業
新事業は2つの基本的タイプ("パパ・ママ"ストア的タイプと機能的な経営者を有する"その他"のタイプ)があり、そのいずれかの形での事業展開が可能である。いずれのタイプの事業を行なうにしても、その事業に全時間と全エネルギーをつぎこむことになるので、新事業のアイデアを選別するにさいして、この区分は特に重要である。



