企業間で大きく異なる社員のコミットメント

 社員に、「仕事とは何か」と尋ねて「お金を稼ぐ手段」という答えであれば、要注意かもしれない。

 企業リーダーたちは、社員たちの仕事への取り組み姿勢、つまり社内の何か特定の事柄や人物へのコミットメントの度合いが、業績や離職の可能性を左右するといわれてもピンと来ないかもしれない。

 しかし、その影響力の大きさに驚くことだろう。コミットメントが高まれば、仕事への自発的な取り組み、つまり義務感を超えた社員のやる気は57%向上するのだ。

 積極性が個人の業績を平均20%向上させ、転職願望を87%引き下げる。このような結果が、コーポレート・リーダーシップ・カウンシル(CLC[注])が世界59社余り、5万人を超える被雇用者を対象に実施した調査で報告されている。

調査が示したコミットメントの類型

 CLCはコミットメントを2つのタイプに分けている。「理性的コミットメント」と「感情的コミットメント」だ。