1000年にも及ぶ伝統的分類方法

 ベットマン・アーカイブ[注1]は、1100万枚の写真を所蔵する。これらは鉱山の地下220フィートに安全な状態で保管されている。入ってすぐにはオフィスがあり――とはいえ洞窟の壁を塗装しただけだが――スキャナーなどのOA機器のほか、何よりも大切な、カード式の目録が並ぶ。奥の部屋は見渡す限り、写真が収められたキャビネットの列である。

 このベットマン・アーカイブでは、数千年にわたって我々には当たり前とされてきた2種類の分類法が利用されている。

 奥の部屋は第1の方法、すなわち、写真などの生データ、いわゆる「オブジェクト」そのものを分類、保管する。手前の部屋は第2の方法であり、ある情報がどこにあるかを示す「メタ・データ」が用意されている。

 一般に、メタ・データとオブジェクトは違う方法で保管される。このような二重構造の分類法は、図書館や倉庫で見られ、身近なところでは、カタログによる通信販売でもおなじみだ。現実の世界では、このやり方でかまわないだろう。