直接投資からパートナーシップへ

 これまで「低コストの新興市場にチャンスあり」と、多国籍企業は海外直接投資(FDI)を増加させるというのが一般的な見方であった。しかし、デロイト・リサーチによるアメリカ製造業のFDIに関する調査では、正反対の結果が出た(図「海外直接投資の推移」を参照)。

 化学からコンピュータ、輸送用機器にわたる広範囲の産業について合計したところ、アメリカ製造業のFDIは、1999年の120億ドルから2003年には40億ドルへと減少している。

 FDI全体に占める新興国向けFDIの割合は、94年には30%近くあったものが、現在では15%足らずである。