個人としての夢と仕事上の夢を両立させることは、ゼロサムゲームのように感じられるかもしれない。すなわち、一つの夢を追いかけることは、別の夢を犠牲にすることを意味する、と。しかし、最新の研究は、複数の目標を追求するよりよい方法を提案している。目標を調和させるのだ。

 研究チームは、10カ国を対象とした11の研究で、目標間の相乗効果に注目するよう促すと人々に何が起きるかを調査した。ある実験では、参加者200人を2つのグループに分け、一方のグループには目標同士が補完し合う事例(昇進することで憧れの休暇の資金を得るなど)を挙げてもらい、もう一方のグループには目標が対立する事例を挙げてもらった。すると、目標間のつながりを探った人々は、対立に焦点を当てた人々よりも、目標を追求しようとする意欲が強かった。

 別の実験では、参加者に新年の抱負を3つ挙げてもらい、それらの方向性がどの程度一致しているかを1~7の尺度で評価してもらった。2カ月後、目標の整合性が高いと感じていた人ほど、抱負を堅持していた。