ある朝突然、抗議のメールが殺到した

 今日がどんな一日になるかは、朝起きて届いたメールの数を確認すれば、おおむね予想できる。私は割と早起きなので(たいてい午前4時に起床)、メール処理で先手を打つことが多い。だが、2009年6月1日はいつもと様子が違った。次から次へとやむことなくメールが押し寄せたのである。

 最初のメールは冒頭から、ティンバーランドが強制労働を支持し、アマゾンの熱帯雨林を破壊し、地球温暖化を悪化させていると非難していた。2番目のメールもそっくり同じ内容で、その次も、そのまた次もそうだった。これは長い一日になりそうだ、という嫌な予感がした。

 メールの発信元は、アマゾンの森林破壊に関するグリーンピースの最新報告に反応した、同団体の支持者だった。報告の主旨は次のとおりだ。