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2010年、2013年、2014年と財務パフォーマンスに基づいて世界のベストCEOを発表してきたHBR誌。今回は財務的な業績に、環境・社会・ガバナンスという3つの観点から見たESG評価も加味したランキングを発表している。「長期的視野をまったく持ち合わせていない。報酬をつり上げたいがために、短期的目標の達成に汲々としている」と辛辣に批判される経営者は多い。では、長期的な結果を着実に出しているのは誰だろうか。この2015年版のランキングが一つの答えとなっている。
新たなリーダー像を求めて
ESGランキングも加味した新たな評価方法
世界で最も優れたCEOは、それほど名の知れた人物ではない。実際に、ラース・レビアン・ソレンセンを一目見ただけでは世界トップクラスの経営者とは思えないだろう。『ハーバード・ビジネス・レビュー』(HBR)誌は先頃、コネチカット州リッジフィールドという静かな街の湖畔にあるソレンセンの別荘まで出向いた。デンマークの製薬業界の大企業、ノボノルディスクのCEOを務める彼に会うためだ。その後に自転車に乗るらしく、ポロシャツと短パンにサンダルといったいでたちで、ソレンセンはインタビュー現場に現れた。