一真は、「ヘルス・エンジニアリング」(健康工学)という領域に踏み出し、ソーシャル・ニーズに応えた企業活動を実践していく。そのようななか、身障者の授産施設「太陽の家」の理事長を務める中村裕とこれを後押しする秋山ちえ子が、支援を求めて一真の元を訪れる。一真は2人の志を受け止め、「オムロン太陽電機」を設立する。この試みはその後、ソニーやホンダをはじめ、日本の産業界へ広がっていく。