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最愛の夫の死から
いかに再起したのか
シェリル・サンドバーグの人生は理想的に見えた。素晴らしい仕事、影響力のある著書、愛する家族──それらがすべて揃っていたのである。
ところが2015年の春、休暇で訪れていたメキシコで、夫のデイブ・ゴールドバーグが心臓疾患のために急逝した。サンドバーグには突然、悲嘆に暮れる未亡人という新たなイメージが否応なくつきまとうようになる。
家庭と職場でようやく絶望の淵から這い上がると、彼女は苦しい胸の内について綴り始めた。そして、抱えていた苦悩と孤独感について長文の手記を書き、みずからがCOOを務めるフェイスブックに投稿した(彼女のアカウントのフォロワー数はおよそ200万人)。これをきっかけに、人生の悲劇にどう向き合うべきかという議論が世界中に広がった。