昨今注目を集めているエンゲージメントだが、その定義は曖昧なのが実情だ。エンゲージメントを可視化するツールを提供するアトラエは、学術的な観点からエンゲージメントを定義し測定することで、組織が現状を認識し改善するサポートを行っている。

アトラエ
代表取締役 CEO
新居佳英 YOSHIHIDE ARAI
1998年上智大学卒業。2003年のアトラエ創業時より、全ての社員が誇りを持てる理想的な組織作りに挑戦し続けている。ユニークな組織体制を貫き18年には東証1部へ市場変更を果たす。共著に『組織の未来はエンゲージメントで決まる』(英治出版)がある。
代表取締役 CEO
新居佳英 YOSHIHIDE ARAI
1998年上智大学卒業。2003年のアトラエ創業時より、全ての社員が誇りを持てる理想的な組織作りに挑戦し続けている。ユニークな組織体制を貫き18年には東証1部へ市場変更を果たす。共著に『組織の未来はエンゲージメントで決まる』(英治出版)がある。
「エンゲージメントという言葉がやや一人歩きしている部分はあると感じています」
求人メディアの運営や組織改善プラットフォームを提供するアトラエの新居佳英代表は、昨今の"エンゲージメントブーム"に違和感を感じている。
「私たちが定義するエンゲージメントとは、正確に言えば『ワーク・エンゲイジメント』と呼ばれる仕事や組織に対するエンゲージメントのことで、オランダのユトレヒト大学で提唱されてきた理論に基づいています。分かりやすく言えば、組織や仕事に対する自発的な貢献意欲、主体的に仕事に取り組めている心理状態のことを指します」
ではなぜ今、エンゲージメントがクローズアップされているのか。新居代表は、「日本企業が、失われた30年の間、エンゲージメントをあまりにも軽視し過ぎた反動」だと説明する。