20年にわたってMLBオールスターゲームではショートを、ボルチモア・オリオールズではサードを守って活躍した、カル・リプケン・ジュニア。父のカル・シニアがコーチや監督を務め、弟ビリーがセカンドを守って、ともにオリオールズで活躍していた時期も含め、リプケンは、2632試合連続出場という前人未到の記録を達成し「鉄人」の異名を取った。2001年に現役を退いてからは、少年野球の組織と慈善団体の運営に力を注いでいる。
HBR(以下色文字):あなたは17歳でドラフト指名を受け、マイナーリーグチームに入団されました。プロ野球選手としての生活に、すぐに順応できましたか。
リプケン(以下略):当初は少し怖じ気づいていました。それまでは井の中の蛙でしたからね。全米各地から優れた選手を集めた集団の中に入り、自分のことをとてもちっぽけな存在だと感じました。だから毎日、自信を取り戻さなければならなかったのです。