マーベル・スタジオ作品が
大成功を収める4つの要因

 マーベル・スタジオはわずか10年の間に、自社の映画シリーズ作品を刷新した。

 同社が製作した22本の映画は累計興行収入が170億ドルに達し、シリーズ作品として映画史上始まって以来の最高記録を打ち立てた。また、映画批評サイト「ロッテン・トマト」の平均評価スコアは驚異の84%に達している(シリーズ作品の興行収入トップ15の平均は68%)。

 作品が何らかの賞にノミネーションされた回数(受賞も含む)は、一本当たり平均64回に上る。2019年春に封切られた『アベンジャーズ/エンドゲーム』は絶賛されてチケット購入者が殺到し、チケット販売サイトは注文に対応するために、システムの大幅変更を余儀なくされた。