2018年の英国王室における結婚式の説教で、世界中に感動を与えたマイケル B. カリー師は、総裁主教として米国聖公会を率いる立場にある。非白人でこの職に就いたのは彼が初めてだ。この格差の時代にあって、愛と結束のメッセージを力強く発信している。

HBR(以下色文字):聖職者になろうと決心した理由は何でしたか。

カリー(以下略):大学に入る頃までには、人と社会に有益なインパクトを与えられるような仕事をしたいと考えるようになりました。子どもの頃にロバート・ケネディの政治活動について勉強したので、公職に就くことも考えました。