創業の魂と事業拡大の相関

 スタートアップ企業には、その証となる目に見えない本質的な何かがある。エネルギー、あるいは魂だ。

 企業の創業者はその存在を感じている。創業初期の従業員や顧客も感じている。それは人々を鼓舞して才能、財産、情熱を注ぎ込ませ、深い絆と、共通の存在意義を育むものである。この精神が存在する限り、強力なつながりが保たれ、アジャイル(俊敏)で革新的なスタートアップ企業であり続け、目覚ましい成長を遂げる。

 しかしこの精神が消えると、ベンチャー事業の勢いは失われ、みんながその喪失に気づく。大切な何か、がなくなってしまったのである。