多くの経営コンセプト同様、ブルー・オーシャン戦略にも誤解が少なくない。「従来の戦略論やイノベーション論と何ら変わらない」「常識に背を向け、ライバルとは違う製品を開発するなど当たり前」等々。しかしこれらの意見は、その核心に迫れていない証拠でもある。チャン・キムいわく「見えざる需要を掘り起こすためのフレームワークであり、また人々の意識を改革し、組織の若返りを促す変革ツールでもある」。これまで行間に埋もれていたブルー・オーシャンの本質について聞く。