フランスのリヨンの農家に生まれたダニエル・ブリューが、シェフになりたいと思ったのは14歳の時だった。まず見習いとなり、フランス最高のレストランを渡り歩いて腕を上げ、しばらくコペンハーゲンで働いた後、ニューヨークに移り住んで名門レストラン「ルサーク」のシェフとなった。

 1993年に独立し「ダニエル」を開店。いまでは、16店を擁する「料理の帝国」を築き上げている。

HBR(以下色文字):家業の農業から離れたのはなぜですか。