心理学者たちは長年にわたり、プラス思考の威力を喧伝してきたが、このほどある研究がその威力を数量化して、人々の経済力との関連性を明らかにした。
研究者たちは2018年、2002人の米国市民を対象に、その将来性と金銭的な健全性を調査した。0~100の楽観性スコアを割り当て、自分の財産についての認識と管理方法について尋ねた。資産と収入を含む人口統計的な要因をコントロールすると、楽観性スコアが1点上昇するごとに金銭的な健全性が0.1ポイント高まることがわかった(米消費者金融保護局が作成したスケールで測定)。つまり、態度が楽観的であることが、財務健全性の10ポイントもの増加に関連している可能性があるのだ。
下図は、いくつかの測定における楽観主義者と悲観主義者の差異を示している。