研究の概要
フロリダ州立大学のチャド H. バン・イデキンジとそのチームが81件の研究を再検討し、従業員の以前の職務経験と新しい職場での仕事ぶりとの関連性を考察した。すると、それには有意な相関がないことがわかった。過去にその仕事をまっとうし、役割を担い、新たな職場に関係のある役職があったり、関連する業界であったとしても、それで現在の仕事ぶりがよくなる、というわけではなかったのである。
バン・イデキンジ教授に、この研究について詳しく話を聞いた。
以前の職務経験と
新たな職場での仕事ぶりは相関がない
バン・イデキンジ(以下略):驚きの結果でした。一般的な職務経験があったり、応募職種に経験があったりすれば、そのほうが有利だと考えるのが自然でしょう。