コロナ後の企業と社会を考える

 この座談会は、2020年4月末にオンライン上で開催した。通例には反するが、それだけに目下の異例の事態にふさわしい方式だ。

 参加者の一人、ファッションデザイナーで、自身のブランドを経営するトリー・バーチは、この数週間スウェットパンツばかりはいていたが、この座談会のためにおしゃれをしたと冗談めかして語った。マッキンゼー・アンド・カンパニーのグローバルマネージングパートナー、ケビン・スニーダーは義理の両親宅の食卓から参加した。

 ウォルターズ・クルワーのナンシー・マッキンストリーとメドトロニックのジェフ・マーサは最初、接続に不具合が生じたが、ビデオ会議サービスのWebex(ウェベックス)を手がけている、シスコシステムズのチャック・ロビンスがすかさず技術面でサポートした。