業務としてのマーケティングは、輝きを失いつつあるのだろうか。研究者たちは1999年から2017年までの間の、S&P1500企業のそれぞれにおいて、給与額が上位1位から5位までであった経営幹部を調べた。
以下のグラフは、経営幹部の役職別に給与の上位を占める割合の推移を示している。CMO(最高マーケティング責任者)が占める割合は相対的に減少しているが、これはおそらく、テック企業(そうした企業は従来型マーケティングへの投資が少ない傾向にある)が増え、小売業者やメーカー(これらは従来型マーケティングにより依存している)が減ったことと、さらには、顧客が情報を広告宣伝よりインターネットから得るようになっているという、マーケティング自体の変化によるものであろう。