社内を見回してみると、ほかの社員とは違うやり方でより優れた成果を上げている社員や手法が見つかるはずだ。これは「ポジティブ・デビアンス」と呼ばれるもので、社員たちにこのポジティブ・デビアンスをみずから発見させ、彼ら自身の意志と力で社内に浸透させることができれば、企業変革が成功する確率は飛躍的に高まる。むしろベンチマーキングやベスト・プラクティスなど、従来の変革手法ではまずうまくいかない。