目的に応じて自由に変えられるオフィスへ

 在宅勤務の急速な普及に伴って、メディアでは“オフィス不要論”も浮上したが、大多数の従業員はオフィス勤務を望むと同時に、より柔軟な働き方ができる環境を求めていることも調査でわかった。これを踏まえてスチールケースでは、未来はオフィス勤務と在宅勤務、第3の場所(サテライトオフィスやコワーキングスペースなど)を組み合わせて、より柔軟に仕事をする「ハイブリッドな働き方」になると予測している。

 さらに、「安全・安心」「帰属意識」「生産性」「快適さ」「コントロール」に関する従業員の欲求(図表1)が顕在化し、今後のオフィスの在り方を大きく変えることになるという。これらの多くはコロナ禍以前から指摘されていたが、長期化する在宅勤務でその重要性が再認識されることになった。

 その影響からスチールケースは、これまでの「固定された画一的なオフィス」から「流動的かつ柔軟なオフィス」へのシフトを予測している。デスクやチェア、ディスプレー、パーテーションなどがすべて可動式で、目的に応じて自由に変更・組み合わせられる、いままでとはまったく異なるオフィスだ(写真参照)。

「個人」と「チーム」の両ワークに簡単に移行できるオフィスが今後の主流に

 1人で集中するときにはプライバシーを確保するスペースを、チームで協働するときには話し合えるスペースを即座につくることが可能。また、人と人との距離を自在に調節できるため、コロナ禍においても安心して仕事に専念できる。