ミスティ・コープランドは、13歳でバレエを習い始めた時から、プロのバレリーナになることを目指していた。白人ダンサーが圧倒的に多く、主に白人の観客によって評価される分野に入ろうとする黒人の少女として、彼女は自分が不利な状況にあることを理解していた。

 しかし、コープランドは努力を続けてアメリカン・バレエ・シアター(ABT)に入団し、2015年に初の黒人女性プリンシパルダンサーとなった。クララ(「くるみ割り人形」)やジュリエット(「ロミオとジュリエット」)の役をこなし、何冊かの本を執筆し、芸術における多様性を切り開くとともに、慈善団体を設立している。

HBR(以下太字):プロのバレリーナになろうと思ったのはなぜですか。