「ビジネスプランはありませんでした。それはすべて直感的なもので、雑誌が何によって立つべきなのか、報道すべきなのかについては私の勘なのです」

 ヤン・ウェナーはわずか21歳で『ローリングストーン』誌の共同創刊者となり、その後50年間にわたって同誌を率い、音楽ジャーナリズムのみならず、政治や社会の問題を報道する方法を変革した。「偉大な才能を発掘し、売り込み、支持したこと」「その結果、願わくは、人間の正義の実現に向けて貢献したこと」などの足跡を誇っていると語る。彼の回想録[注1]が出版された。

HBR(以下太字):なぜ『ローリングストーン』誌を創刊したのですか。

ウェナー(以下略):私はロックンロールのファンで、ギターを弾きましたがあまりうまくありませんでした。ただ音楽に夢中になり、音楽をもっと学んで、ラビン・スプーンフル[注2]が「心を解き放つ魔法」と歌っているものの一部になりたいと思いました。