米国では、ベンチャーキャピタルが支援するスタートアップが新規株式公開(IPO)の40%以上を占める。その投資家について、新たな研究が重要な事実を明らかにした。投資家が創業者と同じ大学出身であることが多いのだ。
研究者らは、2002~2020年にアーリーステージ投資が行われた、すべての米国企業の創業チームについて情報を収集した。これらの情報はピッチブック(起業家の資金調達についての情報サービス会社)に掲載されていたものであり、そのデータには、企業創業者や投資家の学歴、資金調達ラウンドやIPOに関する詳細な情報が含まれている。
また、ピッチブックのデータの対象となっている米国の大学550校について、所在地、入学者数、入学者の平均SATスコア(学力の代理指標)などの情報も収集した。