研究の概要

 ノーザンブリア大学講師のサバ・シャナエフと同僚2人は、北米に古くから伝わる「グラウンドホッグ・デー」の「パンクサトーニー・フィルの予言」と、米国の100年分の株式市場のリターンをマッピングした。

 言い伝えによると、2月2日にペンシルバニア州パンクサトーニーのグラウンドホッグ(ウッドチャック、リス科マーモットの一種)「フィル」が巣穴から出てきて自分の影を見たら、冬はあと6週間続く。影を見なければ、春はすぐそこまで来ている。そして、フィルが自分の影を見なかった時、市場が活気づくことを研究チームは発見した。

 つまり、グラウンドホッグが春の早い到来を予言すると、投資家は楽観的になる。この結論について、シャナエフ講師に解説していただこう。