いたずらな競争はクライアントの価値を破壊しかねない、複合的な経営課題の前では、個人の力には限界がある、コンサルティング業界は過当競争に陥った等々 ――。このようななか、クライアントに差別性の高い価値を提供するには「コラボレーション」こそ建設的で、しかも健全な方向ではないだろうか。特に個人コンサルタント、あるいはブティック系のコンサルティング会社は今後この方向を余儀なくされるだろう。また、競争しながら協働する、いわゆる「コーペティション」という選択肢もあるかもしれない。