20世紀後半、英米を中心とする株主資本主義がグローバル・スタンダードとして広がった。しかし、ITバブルの崩壊、常軌を逸したストック・オプション、エンロン・スキャンダルをはじめとする粉飾決算等、ついにアングロサクソン資本主義が揺らぎ始めた。人々は静観しながらも、憤りや恐れ、そして不安を深めている。歴史家でもあるマネジメントの泰斗、チャールズ・ハンディが資本主義が向かうべき新たな方向性を示す。