クロス・ファンクショナル・チームの活動は、具体的な経営課題に飛躍的な高業績をもたらすべきものである。ところが日本企業では、クロス・ファンクショナル・チーム導入が何を意味するかの認識が甘く、形骸化してしまうケースが多い。そこで本稿では、チーム・ワーキング、推進部門、トップ・マネジメントの役割など、日本企業が陥りがちな8つの誤謬を指摘し、企業戦略としてクロス・ファンクショナル・チームを有効に機能させるための視点を示唆する。