仕事の量は、常に増減を繰り返すものである。ペースも負荷も自分でコントロールできるような安定期もあれば、プレッシャーで押し潰されそうになるピーク期もあり、その間を行ったり来たりする。予期せぬ後退や突然の加速といった攪乱要因もあれば、楽しいはずの休暇や休日でさえ混乱と緊張の原因になることもある。

 仕事でいっぱいいっぱいの状態になっている時ほど、集中力を保ち、エネルギーレベルを管理することが重要になる。いつかまた仕事の波に圧倒されそうになった時、集中力を保ち、エネルギーを生産的に使うために有効な5つの方法を紹介しよう。

1|状況を受け入れる

 緊急事態が到来すると、ついその事実を否定し、大したことはないと抵抗したくなるものだ。先月と同じであってほしい、休暇中のようなペースを保ちたい、と私たちは願う。しかし、「いまここ」に身を置かず、現実から逃避することによって、私たちはかえってエネルギーを消耗してしまうのだ。