ヘンリー・ミンツバーグは、欧米ではピーター・ドラッカーや大前研一と比肩するマネジメント・グールーの一人と評価される。また同時に「理論に縛られない理論家」としても有名である。株主価値、MBA信奉、成果主義等々、日本企業はアメリカ的経営に染まろうとしている。この傾向にミンツバーグは疑いの一石を投じる。いたずらにアメリカ的経営に追従するのではなく、これを融合させ、新たな日本的経営を目指すべきだと言う。