「引退するのは死ぬ時です。仕事をしていて退職したら、新しい活力の源を見つけたほうがいいでしょう。学ぶこと、学ぶ者でいることに、終わりはないのです」

 10代でハワイにおいて伝統的なサーフィンを習得したレイアード・ハミルトンは、サーフィンの革新に人生を捧げてきた。さまざまなチームと協力しながら、トーイン、ハイドロフォイル、スタンドアップパドルなど新しいサーフィンの発明と改良と普及に貢献している。すべては、もっともっと大きな波に乗るためだ。

 さらに、サーフィンの映画やドキュメンタリーに出演し、栄養食品事業を立ち上げ、アスリート向けのトレーニングプログラムの開発も手がけている。

HBR(以下太字):伝統的なサーフィンを超えようと思った原動力は何でしょう。

ハミルトン(以下略):私はいつも少し反抗的でした。友人たちは私のことを、人に指図されるのが嫌いだと言います。そういう性格は、新しいことを探求するのが大好きで、すでに確立された基礎に満足しない理由でもあります。