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1. オープニングで聴衆の心をつかむ法 ─Five Winning Ways to Begin a Presentation─
ハーバード・マネジメント・コミュニケーション・レター編集部(Harvard Management Communication Letter)
2. 「うわの空」の聞き手を振り向かせる極意 ─Are You Listening to Me?─
リチャード・ビエルク(Richard Bierck)経済ライター
3.「聞く力」で質疑応答を乗り切る ─Handling Q&A: The Five Kinds of Listening─
ハーバード・マネジメント・コミュニケーション・レター編集部(Harvard Management Communication Letter)
4. ケネディの「話す力」の秘密 ─Are Your Presentations Inspiring?─
ニック・モーガン(Nick Morgan)ハーバード・マネジメント・コミュニケーション・レター 前編集長
[Technique 1]
オープニングで聴衆の心をつかむ法
─Five Winning Ways to Begin a Presentation─
ハーバード・マネジメント・コミュニケーション・レター編集部
(Harvard Management Communication Letter)
ジョークからプレゼンテーションを始めてはならない
プレゼンテーションをおもしろいジョークで危なげなく始められる人はめったにいない。そのような芸当のできる人はトーク・ショーの司会者くらいのものだ。
成功する可能性などほとんどないにもかかわらず、それでも多くの人が試みるのはなぜだろう。なぜ必要のないプレッシャーの下に、わが身を置くのだろうか。たいていの場合、プレゼンテーションの最初の数分が最悪に近い状態といえる。実際失敗するとわかっているにもかかわらず、なぜそのような誘惑にかられてしまうのだろう。
家でちょっと試していただきたい。一晩テレビをつけて『ジェイ・レノ・ショー』(アメリカで人気のトーク番組)で、レノのオープニングのしゃべりを観てほしい。そして彼のジョークの数を数えてみてほしい。番組に参加している視聴者たちによって無理矢理おもしろく演出されていたにしても、おもしろくないと思ったジョークについても数えてほしい。そして、自分が何回笑ったかも数えてほしい。