「創造と実現」を両輪に。伴走支援が育む組織力と未来への展望
帝人の変革を支えるdentsu Japan。その強みはどこにあるのか。峠氏は、パーパスのキービジュアル制作から始まった電通との関係性が、パーパス浸透活動全体の支援へと広がっていった経緯を踏まえ、「ワンストップサービスで多様なニーズに対応してくれる」点を評価する。
一方、垣立氏が魅力を感じたのは、電通コンサルティングの「創造性と実現性のバランス」であった。「経営戦略、組織・人材開発、事業変革、デジタル変革など多様なバックグラウンドを持つ専門家、言わば『異能』の組み合わせから生まれるユニークかつ信頼性の高いアプローチが魅力的でした。人の運動器に関わる幅広い産業分野の分析において、電通コンサルティングの知見、経験、そして分析手法による支援は、私たちの活動を加速させるうえで非常に重要な役割を果たしていただいたと感じています」
さらに垣立氏は、電通コンサルティングとの協業が、単なるアウトプットの創出に留まらなかったと続ける。「電通コンサルティングとの議論を通じて、アイデアがブラッシュアップされ、具体化されていく過程は、素晴らしいファシリテーション能力の賜物です。結果的に、私たちの組織力強化にもつながり、特に戦略と現場をつなぐ「ストーリーテリングの力」が向上したことは、大きな成果だと捉えています。電通コンサルティングとの議論は、新たな気づきが生まれる思考のトレーニングの場であり、学びの機会でもありました」
この「伴走支援による組織開発・人材育成」こそ、電通コンサルティングが最も大切にする提供価値の一つだ。田中氏は言う。「我々のコンサルティングは伴走が基本です。『右脳』と『左脳』を組み合わせながら『ユニークかつ確からしい』ソリューションを提供します。そして『異能』集団がクライアントと一緒に悩み、議論しながら、アイデアのキャッチボールを繰り返す。その過程でお互いが気づきを得て、進化していく。そのプロセスが、結果的にクライアントの組織力強化につながれば、これ以上の喜びはありません」
この思想は、パーパス浸透を支援する電通の高橋氏にも共通している。「パーパスドリブンなカルチャーを築き上げた企業は、変化が激しい時代に非常に強い。その土壌づくりを着実に重ねていく活動に、これからも引き続きぜひご一緒させていただきたい」

コンサルティング本部シニアエキスパート
高橋 舞氏
ブランディング領域でのパーパス浸透と、事業戦略領域でのパーパス実装。dentsu Japanは、生活者視点という共通基盤の上に、それぞれの専門性を掛け合わせることで、パーパスを起点とした企業の根源的な変革を統合的に支援する。
帝人の挑戦はまだ道半ばだ。峠氏は「パーパスが社内に浸透し、従業員がパーパスに沿った行動を取り、当社の長期ビジョンである『未来の社会を支える会社』になれるまで浸透活動は継続していく」と語り、垣立氏は「事業の柱を確固たるものにしていくべく、さらなる成果実現に向けた支援と、社員の成⾧にもつながる伴走支援」をdentsu Japanに期待する。
その期待に応えるべく、電通と電通コンサルティングはこれからも伴走を続ける。パーパスという企業の魂を、未来を切り拓く事業へと昇華させるために。帝人とdentsu Japanの共創の旅は、まだ始まったばかりである。
dentsu Japan
〒105-7080 東京都港区東新橋1-8-1
URL:https://dentsu-bx.jp
■記事内のプロジェクトについてのお問い合わせ
株式会社電通コンサルティング
〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1
URL:https://www.dentsuconsulting.com