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ビジネス社会全般に、起業家精神に対する新しい関心が見られる。企業が縮小から成長へと経営方針を転換するにつれて、なぜ特定の企業が――それはスタートアップ企業とは限らない――他の企業よりも効果的に社員の創造力と起業心を発揚させることができるのか、その理由を知ろうとする者が増えている。創造力や起業心を助長する以外に、そうした企業は、興味深いアイデアを商業化するのにいかなる方策を実施しているのか?
起業家精神に富む活動を有効に促進している企業の大多数の経営幹部は、ただ一つの方法だけでは新しい好機を発見し、捕捉することは不可能だという点で、意見が一致している。たとえば、意思決定権の下層への委譲は要件の一つにすぎないと認識している企業が多い。起業家精神の横溢する社風を築くには、多くの場合、他にもさまざまなテコを押したり、引いたりする必要がある。
社員が起業家精神を発揮できる環境づくりに関わった経験を持つ何人かの経営幹部に、彼らが最も重要と考える要件と、いくつかの鍵となる検討事項について訊いてみた。その中には次の4項目が含まれる。
□起業家精神に満ちた社風を築くために、インセンティブ制度はどの程度重要か?
□リスクと報酬をどう考えるのが最善か? その見解をどのように社内に通達するか?
□社員採用・教育訓練制度を変える必要があるか?
□起業家精神にあふれた環境を維持するには、どの程度の頻度で社内の制度、機構、慣行を再検討すべきか?
以下に、大企業の起業家精神育成と支援に関する、5人の経営幹部の見解を紹介する。



