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社会的帰属意識、すなわち「ここには自分の居場所がある」と感じられる安心感は、人間にとって根源的な欲求であり、DNAに組み込まれているとさえいえる[注1]。にもかかわらず、調査によると40%の人が職場で孤独を感じており、その結果として、組織への忠誠心やエンゲージメント(職務への積極的関与)が低下している。
一言で言えば、企業は大切なことを見落としている。米国企業は、毎年約80億ドルをD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の研修に費やしているが、「受け入れられていると感じたい」という従業員のニーズを見落としているため[注2]、やっていることが的外れなのだ。
ざっと組織を一瞥するだけでも、帰属意識の欠如がもたらす影響を感じることができるが、状況を詳しく見ていくと、この問題が何を引き起こしているか、実態がより明確になる。従業員に「自分は排除されている」と感じさせることは組織の環境を悪化させる。なぜなら、それは働く人をリアルに苦しめるからだ。



