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本誌は前号で後継者問題をテーマとした記事を掲載し、読者を対象として、4人の社長候補への投票をよびかけた。以下は数千人の参加者の投票結果をもとに、前号の著者、コリアーと本誌が、討議形式にまとめたものである。
ウイッカーシャム・ミルズの臨時株主総会の司会役を務めたモーガン教授が、4名の立派な紳士を伴って、昼食どきをかなり過ぎたころ、ファカルティー・クラブに姿を現した。なにやら興奮した様子の紳士たちは、モーガン教授の友人、チェンバーズ、バートレット、アーチボールド、ダニエルスの4氏。片隅のテーブルにつき、ウェイターに食事の注文をすませると、一同は再び激論を続ける。
前号('87年1月)では後継者候補4人の構想と彼らをまじえての討議、今号では選出結果をめぐっての討議をお届けしたが、この2編は、いずれもHBR1960年に掲載されたものである。HBRでは、このうち前編を〈HBRクラシック〉として昨年の9―10月号に再掲載したおり、再び読者に選出投票をよびかけた。次号5月号では、'86年の時点でのウイッカーシャム・ミルズ社の後継社長選出結果とその理由を、コリアー氏が再度、問いかける(DHB編集部)
チェンバース みなさんどうかお静かに。今日のテーマについて討議を続ける前に、昼食に招いてくださったモーガン教授に、まずお礼を申し上げるべきではないでしょうか。
モーガン教授 いやどうぞお気遣いなく。みなさんの熱弁が延々と続くので、餓死しそうになったからですよ。
バートレット 餓死ですか、それとも舌戦で討ち死にですか。モーガン先生、"学生"の気持ちがようやくおわかりになったでしょう(笑)。
モーガン たしかにあなた方のような"学生"もいます。企業のトップはすべてそうですが、みなさんもご自分の意見がとおるまで議論を続けるつもりですね。
アーチボールド いい年をしてと思われるかもしれませんけど、この問題は年とか地位とかとは関係ないのではありませんか、先生。
チェンバース そのとおりです。私は28年間も社長をしていますが、私の経歴と私がチャールスに票を入れたこととは関係ありません。
バートレット 私はベンジャミンに票を入れましたが、それも私の経歴とはいっさい無関係です。



