ウェブ・サービスのインパクト

 ボブ・スーターは予言する。3年以内に、あなたの会社はウェブ・サービス、すなわち社内システムをあらゆるネットワークにつなぐソフトウエアなしには成り立たなくなると。

 彼はIBMのウェブスフィア・インフラストラクチャー・ソフトウエア部門のディレクターであり、ウェブ・サービスの主要ラインを主導する立場上、多少強引な売り込みをせざるをえないところかもしれない。

 スーターは機会あるごとに、ウェブ・サービスと配管設備の類似性を説いてみせる。どちらも人目に触れることなく、忘れられてこそ価値のある隠れた技術であるという。ウェブ・サービスがビジネスに与えるインパクトとは裏腹に、スーターはこれを「見えない技術」(stealth technology)と呼ぶ。

 HBRのガーディナー・モースとのインタビューで、スーターはウェブ・サービスが企業のビジネス手法をいつ、どのように変えていくかを語った。

HBR(以下色文字):ウェブ・サービスと聞いただけで憂うつになる経営者も多いようですが、なぜでしょう。

スーター(以下略):ウェブ・サービスについて、かなりの誇張と誤解があるからです。経営者のなかには中身を理解しないまま、IT革命の進行だけを感じて、乗り遅れるのではないかと心配している人がたくさんいます。実際のところ、これは単なる「進化」であって、「革命」ではありません。

 企業間で異なるソフトウエアを連携させる時、いままでどうしていたのか、思いを巡らせてみてください。