-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
大人はたいてい、遊ぶことより働くことのほうが得意だ。実際、遊びまで仕事じみたものにしてしまっている。そうまでして遊ぼうとしているにもかかわらず、うまく遊べているようには見えない。
たとえば、職場で開かれる退職記念や誕生日のパーティを思い起こしてみよう。風船にケーキ、お決まりの野菜スティックの盛り合わせ。見た目は申し分ないが、実態はといえば、参加者が仕事の合間を縫って代わるがわる顔を出すだけの、立ち寄り型パーティだ。しばらく言葉を交わすと、みんな軽食を皿に取って、結局は自分のデスクに戻っていく。主役ですら、用事を理由に先に立ち去ってしまうこともある。
ディスラプション・アドバイザーズの活動を通してわかったのは、記念すべき出来事や達成を「祝う」ことについて、明確な方針もプランも持っていない人が多いということだ。職場の仲間とともに祝う機会は、パンデミックのせいで激減し、隔離期間が明けてもその影響が続いている。
これは残念なことと言うほかない。私が著書Smart Growthで述べたように[注1]、何かを達成した時に「祝う」のは、そこに至る過程で得た学びを定着させ、ともに努力した仲間との関係を強化し、次の達成を目指す意識を高める大切な機会だからである。



