重要なアイデアを強調する時、チームメートに不満を表明する時、ピッチでコンセプトを説明する時などに、メッセージにハンドジェスチャー(手振り)を加える人は多い。しかし、「手で話すこと」は本当に要点を伝える助けとなるのだろうか。また、ジェスチャーの種類は重要なのか。

 これらの疑問を探るため、研究者らは動画分析ソフトを使用し、2006~2017年にTEDトークのサイトで公開されたプレゼン2184件のクリップ約20万本を調査した。そして、手の動きを次の3つのカテゴリーに分類した。物や概念を視覚的に表現する「イラストレーター」(思考プロセスを説明するために歯車が回る様子を示すなど)、要点を強調する「ハイライター」(喜びを伝えるために拳を突き上げるなど)、「無関係なジェスチャー」(かゆいところをかくなど)だ。